本番中にファイスナーが決壊した

問題作コンサートが終了しました!

ご来場頂いた皆様ありがとうございました!!

 

えーと。問題作で起きた事件?事故?の話をしようと思います。

今回私は椿姫の「さようなら過ぎ去った日々」と
運命の力の「神よ平和を与え給え」を演奏しました。

コンサートのド頭が椿姫だったのですが、
何故一番にこの曲かというと、
椿姫の初演の失敗は歌手が太りすぎていたからだったという説があるということで、
その初演の失敗を体現しつつ、
会場を和やかな雰囲気にする事が狙いでした。

一曲目演奏終了後、MCとの会話の中で
「私みたいなヴィオレッタでは健康的で、肺の病気で死ななそうですよね!」と言って
会場をら和ませるという段取りだったわけです。

 

で、一曲目、第一声の「E Tardi!!!」って、
歌った瞬間に、背中がブチブチブチっていったんですよ。

歌いながら「この開放感は。。。まさかの??」と、
思っていました。

まぁ、そのまさかだったわけなんです。
背中のファスナーが決壊。笑

すごくシリアスな曲なのに、
この後の段取りのことを思うと今起きていることが可笑しくて可笑しくて。
「何やってんだ私」とツッコミながらひたすらそれを隠して歌い続けたわけです。

私に降りて来たのは芸術の神ではなく、笑いの神だったのでした。

椿姫の初演失敗をこんな風にお伝えすることになるとは。。。
やろうと思っても2度はできない。

後から動画を見返したら
ピアニストさんが気付いた瞬間、
見事な二度見をしていたわ。

二曲目の運命の力で歌われるmaledizione(呪い)は
どうやら私自身に降りかかったようです。

一生忘れられない本番になりました。
ご来場頂いた皆様こんなに楽しい時間を
一緒に過ごして頂いてありがとうございました♪