オペラは生で聴くからいいんだとか
録音は倍音が消えるとか言いつつ・・・
NYにあるメトロポリタン歌劇場のライブビューイングが好きでよく見ています。
今日はドニゼッティ作曲の「連隊の娘」というオペラを見てきました♪
連隊の娘は随分昔に録画で見たきりだったので
久しぶりに見ましたが、
メトロポリタン歌劇場は演出が面白いので
以前見たときよりも最初から最後まで楽しくみれます。
どの演目をみても
豪華絢爛で、舞台も美しくて
本当に楽しい。
世界には数々の歌劇場があってどこも良いのですが、
元々ミュージカルが好きだった私は
メトロポリタン歌劇場のような歌劇場はとても好きです。
オーケストラも素晴らしくて
オーケストラを構成ししているひとりひとりのレベルの高さが伺える序曲から始まりました。
あぁ、NYにもすみたーい♪
プレティ・イェンデ
今回初めて聞いたのですが、とても愛嬌たっぷりで可愛らしく
演技もコミカルで最高でした。
南アフリカ出身なのだそうですよ。
南アフリカで音楽院とスカラ座のアカデミア(若い人のための研修機関)で学んだそうです。
当然、歌も素晴らしくて、実に自然に、不自然な高さの音を出すわけですよ。
だから、演奏の説得力が半端ない。
高音になっても音が柔らかくて、心地いい。
この公演はフランス語版でしたが、
私はイタリア語版で連隊の娘の「Con vien partir」を勉強したことがあるのですが、
退屈でつまらない曲だなって思っていた。
ホントに土下座して謝りたいと思った。笑
めちゃくちゃ綺麗で、やばかった。
↓プレティ・イェンデが歌うCon vien partir は動画が見つからなかったので声だけでも聞いてみてください♪
ハヴィエル・カマレナ
彼も愛嬌たっぷりで、チョーーーーーーーーーーーーーー可愛い。
プロフィール写真を見てびっくり、結構おじさんだった。笑
もっと若いのかと思いました。
私と同い年42歳のようです。
この「僕にとってはなんという幸運~ああ、友よ楽しい日」は
テノールのアリアの中でも大好きな曲です。
素晴らしい演奏でした。
で、メトロポリタン歌劇場ではこの曲が素晴らしいと
この曲をアンコールで歌うという風習があるらしい。笑
テノールの人にとってはなかなか大変な風習ですね。笑
当然拍手は鳴り止まず、2回目を演奏しました。
汗だく。
本当に素晴らしかったです。
メトロポリン歌劇場のライブビューイングの面白いところは
幕間に歌手のインタビューをするところです。
たった今歌い終わった歌手を捕まえて
そのあとの幕もまだあるのに、インタビューしちゃうんです。
オペラ界も変わったわよね。
アドリアーナ・ルクブルールの時にアンナ・ネトレプコが幕間は避けて開演前にインタビューに答えていましたが
それ以外は大体みんな笑顔でインタビューに答えています。
そのインタビューでハヴィエル・カマレナもこのアリアについて話をしていました。
「ハイCは的に当てるようなものだから、ものすごく練習した
練習では40回、50回とハイCを出しているから18回ならまだ大丈夫」
みたいなことを言っていました。笑
射撃手みたいな感覚でハイCを出しているとは・・・
勉強になりました。
ということで、大体月1作品色々な作品を映画館で楽しめるので
是非、機会があれば行ってみてくださいね♪