情緒的価値について

今、宣伝会議の販促コンペのためのオリエンテーションを受けてるって話をしましたが、企業さんの話を聞いていると出てくるワードがあります。

「情緒的価値」です。

機能的価値というものもありますが、今の時代求められていることは情緒的価値なのだなぁと思いながら聞いていました。

例えば、りんごで言えば

機能的価値が空腹を満たせるとか、栄養が摂取できるとかだとしたら、情緒的価値はりんごを家族と食べて楽しい時間を過ごすとかそういうことですね。

1つの商品に価値は混在しているし、受け取る人によっても変わると思います。

ただ、販促を行う中で情緒的価値を見せていくことで差別化したり、強みを出したりするということなんですよね。

その辺を意識しながらそれぞれの企画をまとめているところです。

その一方で私が感じていることは社会の中で起きる情緒的損失です。

例えばだけど、なんでも安さを中心にものやサービスが売れるのも情緒的損失と私は呼んでいます。

そんな言葉があるのか知らないけど、私はそういう風に言っています。

美味しいオーガニックのイタリアンが本当は食べたいけど、安い牛丼にしておこう。とか。

本当はここに公園や緑があったら街が豊かになるのはわかってるけど、マンション建てた方が儲かるからマンション建てたろ。

とか、そういうわかっちゃいるけど儲かる方、得する方が選ばれることが、多い気がしてならない。

軸が心の豊かさが基準ではなくなること。

もちろんお金を儲けることが悪いことではありませんが、私はどうにも違和感を感じてしまうわけですよ。

そう思わないかい?