CDは何故売れるのか?

私は子供向けの音楽グループ「COCOHE」のメンバーとして
歌を歌ったりしています。

で、子供向けのコンサート会場で販売するCDを作ったらどうかな。
という話をしたんです。

そしたらメンバーの一人が
「もう誰もCDなんて聞かなくない?」というわけですよ。

確かに、確かにみんなCDなんて聞かないよね。
じゃ、DVDの方がいいかなとか色々な案が出たわけです。

でも・・・。

コンサート会場でCDは売れるんです。
コンサート会場でもし
CDとダウンロード音源の購入が可能だったら
私はCDの方が売れると思っています。

不思議でしょう。不思議なんですけど。CD売れるんです。

聴く人は確かに減っているけど、
CDが売れるのはなぜでしょう?

CDには音楽を聴くというのとは別の価値があったりするからです。

 

AKBさんのCDなんかがとてもわかりやすい例で
AKBさんのCDを買う人たちは
音楽を聴くためにCDを買っているでしょうか?
違いますよね。

あれは、応募券のため、もう少しいえば応援するためや
握手するために購入しているわけです。

もはやCDの形をしているというだけで
音楽を聴くという機能はほぼ果たしていません。

このように一言にCDといっても
音楽を聴くだけじゃない場合があるということです。

あとCDではありませんが、
美術展が開催されればその美術展で展示された
書籍が売れたりします。
本物を見ているのにお土産や記念に
もう一度その絵画が描かれた書籍や記念品を購入します。
これは絵を見るほかに
お土産、記念として残すみたいな価値があったりするから売れるわけです。

 

そんなわけでCOCOHEのCDも価値の付け方次第でコンサート会場で売れると思っているのです。

どんな付加価値を付けるかは今考えています。
ヒントはどんな時もお客様の中にあります。