ローソンのパッケージが賛否両論で話題になっているから私の意見も書いてみる

ローソンのプライベートブランドのパッケージが巷で話題になっているようです。

今日はその話をします。

賛否が分かれた意見

どちらかというと否定的な意見が多い印象です。

否定的な意見の大半はそのわかりにくさに集中していました。

 

先に言っておくと、私はこのデザインすっごい良いって思ってしまったんです。笑

デザイン的な視点で見て、というよりは

1ローソンユーザーとしてこの商品が並んでいるのにときめきました。

ときめきを忘れた、40歳半ばの女性をときめかせたのだから

素晴らしいことだと思います。笑

私が売り場で見たのはこんな感じです。

まぁ、確かにわかりにくいですよね。

真ん中にあるマカロニ サラダ 旧デザインのわかりやすさが際立ちます。笑

私もわかりにくさという点では、否定的な意見の方に賛成です。

商品名が棚に並ぶ場所によっては隠れてしまっているし、

同じような商品の違いはわかりにくいと思います。

 

ただ、作った人は本当にわかりやすさを目的として作っていないのだと思います。

 

チラシの制作のときに「ひと目でわかるようにデザインする」っていうことを私もよく言っていますから

うん。良くないといえば。よくない。

 

良くないのか・・・????笑

いや、待て待て。

ちょっと私が感じた良かった点を書いていきます。

 

ローソンのパッケージデザインで良いと感じた点について

店頭で見たときにわかりにくさは全く気にならなかったのです。

一つの原因はこれといって買いたいものがそこになかったらからかもしれません。

これが「納豆を買う」という目的を持ってローソンを訪れていたら印象も変わっていたかもしれませんが、

その辺もふまえて、私の意見です。

 

まず、第一印象がすこぶるよかった。

これは40代女性の目で見てということになると思いますが、

クリーム色?淡いベージュ?で統一されたデザインから直感的に感じ取った印象は

「ナチュラル」「自然派」「健康的」「癒し」「家庭的」「手作り」

というような印象でした。

 

あー、ローソンには健康志向のいい商品が置いてあるのかなーと錯覚さえするそんな印象です。

 

そして、可愛いフォント。

可愛い。このフォントなんとも言えずに愛くるしい。

パッケージを家に置いた時のイメージをしてみると家に置いてあってもなんとなく可愛くおしゃれな感じになりそうで、なんだったら揃えて購入してみたくなる。

とにかく印象として「なんか良さそう」「なんか自然派っぽい」「なんかおしゃれ」「なんか手作りっぽい」そんな感じをシリーズ全体で訴えかけてくるというところがすごいなと私は個人的には思いました。

無印良品と方向性としては似ているのかな?と思います。

暮らしに溶け込む、暮らしの中に取り入れたくなるという意味ではとてもいいデザインだと思っています。

 

セブンイレブンとの印象の違い

セブンイレブンのパッケージはわかりやすさでいえば圧勝だと思います。

おいしそうな写真で飾られたパッケージはこの商品が何者であるかを一瞬で理解させます。

使用されているゴシック体の文字もわかりやすく黒一色で「まじめ」な感じがします。

 

ちなみにセブンイレブンはゴシック体と明朝体を使い分けてパッケージを作っているようですが、

黒い文字があたえる印象はどちらも「まじめ」。

製造にまじめに向き合っていますという姿勢が伝わってきます。

ちょっと機械的な印象です。

 

今回のローソンの印象は手作り感です。

真面目というよりは心を込めて作っています。

「ちょっと不格好かもしれないけど美味しく食べてね♪」という家庭感を感じるのです。

 

(あくまでも私は。笑)

ローソンのパッケージリニューアルは成功か?失敗か?

現時点で、成功か、失敗かは語れないと思います。

棚に置いた時のわかりにくさは解消しつつ私はすぐに元に戻さず少し長い目で見てもらえたらいいなぁと思っています。

今回ローソンさんがやったことは、挑戦的ですが、成功すればかなり良い結果を生むリニューアルであると思います。この印象をうまくローソンが掴んだら、他のコンビニのプライベートブランドと大きく差別化できるからです。

わかりやすさも別に商品名が書いてないわけではないので、文字を読めば良いわけです。それに慣れるか、慣れないか。

人間って意外と柔軟な生き物なので、不便なことに慣れるのが得意なのです。それまで待てるのか?という感じですかね。

大体、大きな変化を行った時は、元にもどそうとする動きというのは起きるものです。そこで戻すとイノベーションって失敗するわけですよね。でも、そこを乗り切ると定着という道が見えてくる。

その定着まで行かないと成功か、失敗かはわからない。

あー楽しみだ。