マクドナルドのスマイル0円って改めてすごいなって話です。
マクドナルドといえば、様々なプロモーション戦略で
「なるほど」と思わせてくれることが多いです。
かなり苦境に立たされた時もあったのに、ただ、安さだけではなくそれを乗り切ってきている感じが本当にすごいなーと思います。
そんな中でも私がホントにすごいなと感じているのが
スマイル0円
これでしょう。
【目次】
スマイル0円について
わたしが高校の頃友人がマクドナルドでバイトしてて、その時にこんな可愛をした記憶があります。
「スマイル10個下さい」とか言ってくる人いるんだよー。って。
私は「そしたらどうするの?」と尋ねるとか
「ニコニコしながら、1、2、3…って数えてる~」と話してくれました。
そんなエピソードがあって、
少なくとも私が高校生の時にはすでにあって、
子供の時にもスマイル0って書いてあるのを見たという記憶があるので
少なくとも30年くらい前には存在していたのではないかと思います。
最近では、マックデリバリーのメニューにも
スマイル0円は選択することができるようになっています。
笑顔で配達してくれるんですかね。笑
いいですね♪
このスマイル0円一度表記が消されたこともあったようですが、
2015年頃に復活しているようです。
復活して良かった。
ちなみに、スマイル0円商標登録もされているようです。
登録日は2019年と意外にも最近なのですね。
スマイル0円の重要性にマクドナルドが気がついたのが意外と最近ということなのかもしれません。
スマイル0円のすごいところ
いやー、このスマイル0円ってすごくないですか?
だって、0円ですよ。
いや、スマイルがではなく、プロモーションにかかる経費がです。
もちろんメニュー表に入れたりとかそういうのは多少コストはかかるでしょうけど、原価がかからない。
それに対して得られるメリットが大きい。これがすごいところです。
スマイル0円のメリット1「お客様に笑顔のある場所だと印象づけられる」
スマイル0円で提供しますと言っている店舗の店員が
仏頂面であるわけがない。
だからニコニコしてる店員さんがいそうだと勝手にお客さんにイメージを定着させることができます。
笑顔が0円で提供されるお店と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
なんか楽しく食事ができそうって印象になるでしょう。そうなのよ。
人間って単純だから、そう思ってしまうわけ。
定着してしまった今でこそあまり、ありませんが、
昔はこのスマイル0円を頼むというのがちょっとした遊びのようになったこともありました。
つまり、仲間内で話題にもなりやすいということです。
「スマイル0円 お前頼んでみろよー。10個だぞ。」とか会話が聞こえてきそうです。笑
で、最初に話した友人の事例に戻るわけですが
「スマイル10個ですね。1、2、3・・・」となるわけですね。
うん。なんか店員さんとのコミュニケーションにもなるしいいですね。
スマイル0円のメリット2「従業員教育を兼ねられる」
飲食店は接客する人の印象でその店舗やブランドのイメージが決まってきます。
このようにスマイル0円という基本姿勢をメニューという形で覚える。
すごいことです。
どんなに嫌なことがあって、顔が笑うと脳が騙されるとは言いますが、
このようにスマイルを作る機会を作ることで
仕事に向き合う気持ちも明るくしているのではないかと思います。
ある調査によるとスマイル0円を注文したことがあるのは
20代男性が一番多くて8%くらいという結果が出たようです。
罰ゲーム的にやる人が多いみたいですが・・・
みんながそれで笑顔になるならそれもまたひとつの形だなと思います。
スマイル0円を応用しよう
さて、このスマイル0円を上手に真似できないかと考えてみたのです。
この「スマイル」に並ぶものってなかなか思いつかなくてですね。
■ 掛け声 0円 ヨイショ!とかを提供。元気になるイメージなら使えるかも。
■ ありがとう 0円 スマイルと似ていますが、ありがとうは提供するものではないですからね・・・
■ 握手 0円 芸能人さんとか、政治家さんとかなら親近感をアピールできるかな?
■ お客様の名前をお好きな名前で呼びます 0円 居酒屋さんとかでネタ的に。
■ なでなで 0円 触りたくないお客様が来る場合はやめましょう。笑
■ おべっか 0円 おべっかを使う企業体質どうかと思いますが・・・
■ ウインク0円 スマイルには敵いませんね。
■ ハグ 0円 まぁね・・・コロナ時代には難しいかと・・・。
■ ハイC 0円 マニアックですが声楽家さん向け。笑
■ アイディア0円 うちの会社ではこれを一応使っていますが、スマイルより高度で取り入れるのが大変です。
■ 祈願0円 神様ではないけれどあなたの幸せは願えます。ということで祈願0円。お客様の帰り際に火打するなどもいいかもしれません。
なにかを0円にすることはできるのですが、
低コストかつ、会社のブランドを向上させ、お客様にもインパクトを与えるもの。
そう考えれば考えるほど
スマイル0円の塩梅の良さに驚かされます。
スマイル0円応用の3つのポイント
まぁ、いくつか考えてみたのですが、
なかなかいい物が今回はでませんでした。
みなさんもご自身のビジネスに当てはめて考えてみてください。
ポイントは
1 スマイルのように原価不要で、低コストで実現可能なもの。
2 顧客に対して企業姿勢を表現できるもの
3 従業員教育の一環となること
様々な情報が0円で提供される世の中
当たり前に提供しているものにあえて0円と表記することで
何か別の価値が生まれると考えています。
是非取り入れられることは自社のサービスに取り入れてみくださいね♪