成功するパンフレット

パンフレットって情報を詰め込めば良いんじゃないの?

最強パンフレットのつくり方

さて、パンフレットはなんのために作りますか?パンフレットに求めることはなんでしょう?

チラシとパンフレットは何が違いますか?まずはパンフレットを作る目的を整理しておきましょう。

色々な目的があると思います。「チラシで興味を持った人により多くの情報を提供するため」「資料請求してくれた人に送るため」「購入を検討中の人の購入を後押しするため」などいろいろあると思います。

チラシとパンフレットは多くの場合用紙に集めのものを選択し、チラシよりもしっかりとした作りで制作するケースが多いです。

広域に配布するのではなく、絞られたターゲットに配布し、その人たちに興味・関心を高めてもらい、機会があれば購入につなげたいと考えるからではないでしょうか?

ですから、パンフレットは情報が整理されていることはもちろんですが、捨てにくく保存されるというも大切です。チラシに比べると1部当たりの単価も高くなりますのでチラシのように渡したけど、簡単に捨てられては困ります。目を通してもらえること、いざという時に思い出してもらい、手に取ってもらえるパンフレットを作りましょう。

捨てられないパンフレットは重い

重量が重いというだけで捨てにくくなります。

心情的に紙は薄ければ薄いほど捨てやすく、厚くなると捨てにくくなります。ですから、パンフレットはできる限り厚めの用紙で作ることを私はお勧めしています。ページ数やものにもよりますが、折パンフレットであれば135kgを使うケースが多いのですが、180kgくらいでも良いでしょう。仕上がりに高級感を増しますし、長期間保存していても折れたり、よれたりしにくくなります。どのようなボリュームにするか、ページ数はどれくらいが適当は内容によって変わってきますが、どのように保存してもらうのを想定するかでサイズを考えることはできます。

B to Bで使用するパンフレットなどですと、会社のデスクに置かれるケースが多くなります。書類のほとんどはA4サイズですから、A4サイズより小さいサイズで制作すると他の書類に埋もれてしまう可能性が高くなります。

B to Cで一般家庭などに届けるパンフレットであれば、冷蔵庫に貼ってもらったり、引き出しに入れてもらったりするかもしれません。目につくところにおいて欲しいと考える場合はあまり大きいと邪魔になりますので少し小さめに作るのも良いでしょう。

パンフレットは渡した後のことをイメージして制作してより手元に置いてもらいやすい、紛失されにくい形をどう選んでいくかかが重要です。

また部屋のどこかに掲示しておいて欲しいという場合は少しデザインにアイディアが必要です。我が家でこんなことがありました。パンフレットではありませんが、水道工事の業者などはいざという時にすぐに目に留まるように小さなマグネットで電話番号を掲載して配布しています。

かなり多くの業者が採用している販促ツールなのであなたもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか?

私はそのうちの1社をデザインで選んで冷蔵庫に貼りました。

どのようなデザインだったかというとドクターイエローという新幹線をデザインしたマグネットでした。それ以外は修理している人のイラストや水道のイラストですが、どれも同じようでしたし、冷蔵庫に貼るにはちょっとダサいと感じましたが、実はうちには電車オタクの息子がいますので、息子が喜んだというのがその1社を選んだ理由です。

これはパンフレットの事例ではありませんが、目的として保存される、いざという時に選ばれるという意味では非常に参考になります。他社と違いが出しにくいのであれば、デザイン的に選ばれるものを作るという意識がパンフレットには大切だということです。

ダサいものを長く持ち続けるのは嫌ですが、生活を邪魔しない洗練されたデザインであれば保管しても良いかなという気持ちが生まれていくのです。

また、表紙に「保存版」という一言を足すだけでも捨てにくくなります。長く保存していつでも必要になった時に使ってくださいというのが伝わる一言です。

役立つことを記載する

デザインというよりはパンフレットの内容に関することになりますが、役立つことを掲載すると、いつか使えるかもという事で手元に残したくなります。もし掲載内容にゆとりがあるのであれば、文章で無理やり埋めるのではなく、役立つ情報を入れるという手があります。

例えば、整体院のパンフレットであれば「痛み別 応急処置に使えるツボ一覧」などでも良いですし、地域密着のサービスを展開している事業であればおすすめの地域サービスの一覧なども良いと思います。思わずとっておきたくなるような役立つ情報を一覧にしておくと、いざという時に使えそうという事で手元に残してもらいやすくなります。

ただし、役立てばなんでも良いかと言えばそうではありません。例であげたように商品やサービスに関する事が良いのです。整体院の事例で言えば、専門家であることがPRできますし、後者の地域のサービス一覧の例であれば、親近感を感じてもらう事ができます。自分のブランドにあった役立つ情報を掲載するのがおすすめです。

このようなパンフレットに関するアイディアも一緒に考えていけるのが横浜デザインスタジオです。

良いパンフレットを一緒につくりましょう。