イベント・コンサートの感染対策実例紹介

11月7日、12月5日にリアルでのコンサート開催を弊社の主催で行いました。

補助金を受けて開催しましたので
感染対策も会場と話し合いしながら進めて実施しました。

これからコンサートやイベントを再開したいと思われている方も多いのでは?と思いますので
参考になればということでどのような感染対策を行ったか
少しお話してみようと思います。

会場によってルールが決まっている場合もあるかと思うので
そのような場合は会場の指示に従ってください。
参考程度に聞いて頂ければと思います。

1 チケット

今回は無料公演でなくてはいけないという助成金でしたので
入場無料で公演を行いました。

ただ、当然入場者人数は管理しなくてはいけないので入場整理券を
事前にはがきでお送りするという手法を取りました。

座席指定ではなく自由席にしていたのですが
万が一、感染者が出た場合にその周りの人に連絡をすることになるので
座席指定が良いのでは?というお声があり、

2回目以降の公演ではお客様自身に着席した座席を記入して頂き
帰りに提出して頂くという方法で誰がどこに座ったのかわかるようにして
万が一感染が発覚した際に連絡ができるようにしました。

お客様がしっかり協力してくださったので座席指定にはしませんでしたが
この方法でしっかり誰がどこにいたかを把握することができました。

 

2 入場人数

会場からは座席の半数、または半数を超える場合は
指定の書類が必要と言うことでした。

座席数が約300席なので原則150名まで入れられるのですが
書類を提出し180名分の入場整理券を配布しました。

ただ、無料のコンサートは必ず2割位当日連絡無しでいらっしゃらない方がいるので
最終的にちょうど150名くらいになる
ということを見越しての人数設定で、まさにほぼその通りの数字になりました。

会場は半分しか人がいませんでしたので
コンサートとしては少しさみしい感じはありましたが、
密にならず、安心感があったかなと思います。

会場内は子供向けの公演のため
一人ずつ一席空けるのは難しいので家族ごとに一席空けてもらいました。

また、前の3列は着席不可としました。

3 受付周りでの対策

手指の消毒、検温を行い
マスクの着用をお願いするのはもう、コンサートに限らすマストな対策ですね。

それ以外に会場でお配りするプログラムは
手渡しせず、必要な分をご自身で持って行ってもらうようにして
接触を減らし、

午前の公演と午後の公演の間にはスタッフ全員で
椅子の消毒を行いました。

これがなかなか大変だったようなので
スタッフさんは通常より1名多めくらいで
考えておくと良いかもしれません。

また、スタッフ・出演者は
事前にPCR検査を全員が受けました。
当日検査が受けられるわけではないのであくまでも公演数日前のその時点での
結果ではありますが・・・

4 会場アナウンス

会場内で歌ったり大きな声を出すのがNGでしたので
開演前のアナウンスで通常の原稿に加えて、歌ったり、大きな声を
出さないことや家族ごとに一席空けて着席してもらう旨を
アナウンスの他、動画を繰り返し流しました。

子どもたちにもMCから状況を説明しました。

子どもたちは本当にみんなしっかりと約束を守って観覧してくれました。

 

それからもう一つ、子どもたちが歌わなくても楽しめるように

2回目の公演からは

光る棒(ペンライトまで立派なものではありませんが、そんなイメージです。)を子どもたちに用意をしました。

手拍子や棒を振ることで音楽を楽しんでもらおうと

1度目の公演のあとに話し合いから生まれたアイディアです。

と、いうような事をスタッフ、出演者協力して行い
公演を行いました。

会場のスタッフさんも気遣いしながら
みんなで協力して公演ができて本当に良かったなと思っています。

もちろん、普通に満席の会場で
みんなで歌いながら公演できることを願うばかりですが

舞台は一期一会ですから
今、このとき感じることも
大切に公演できると良いのかなと思います。

演奏会やイベントの再開を考えている方は不安などもあると思いますが、
しっかり対策した上で素敵なコンサートにしてください。

今回ご来場頂いたご家族からは本当にたくさんのお喜びの声を頂き
皆さんコンサートやイベントの再開を心待ちにされているのだと思いました。

大変なときですが業界全体で力を合わせて
乗り切っていきたいですね。

もし、これから再開される方でこんな場合はどうしたらいいかしら?
というようなことがあればお気軽に質問してくださいね!

私のわかる限りお答えします。